山村美纱悬疑系列 红色灵车第2作
石原明子(片平なぎさ)は亡き父の後を継いだ京都の葬儀社の社長だが、本業よりも探偵がお好き。葬式を頼まれた死亡者が人気女優でしかも毒殺、それに東京に住む明子の恋人の医師・黒沢春彦(国広富之)にも幾らかの疑いのあるところから、犯人探しに乗り出すことになる。                                                                      女優・井上和美(大塚良重)は京都郊外の別荘で外食中、青酸カリで死亡。翌朝訪ねてきた婚約者・西沢(金田賢一)と、和美のお手伝いの美紀(筒井由美子)に発見された。美紀は前日仕事先からの和美の電話で、二人分の食事を用意し、別荘を出て外泊していたし、西沢も立ち寄っていないという。男関係の派手な和美は、西沢との婚約以前に俳優・三田(谷嶋俊)とも熱い関係だったし、殺害当日はしつこく春彦を食事に誘っていた。また西沢には和美の前にモデルの葉子(高島礼子)という愛人がいた。それぞれに和美への愛憎のもつれた動機があった。                                                                      しかし狩矢警部(若林豪)の調べでは、死亡推定時刻の午後6時前後には、それぞれにちゃんとしたアリバイがあった。
本色女人1994
マイナー雑誌の漫画家で25歳の容子は世間から身を隠すような生活を続けながら、屈折したセックスに関する作品を発表していた。彼女はバイト仲間でボクシングのプロテスト合格を目指す由梨子に惹かれていた。由梨子は容子が以前つきあっていた花世とは対象的なタフな精神の持ち主だった。5年前、漫画同人サークルで容子と花世は知り合った。花世はアマチュア漫画界のカリスマとして君臨しており、容子は彼女と衝突しながらもしだいに惹かれていく。海に出かけたある日、二人は初めて一夜を共に過ごす。愛はしだいに深まっていくが、それと正比例するかのように、それぞれの作品に対する衝突も激しくなり2人の関係は袋小路にはまりこんでいく。精神のバランスを崩した花世はサークルの合同作品集が完成した後、それを燃しビルから飛び降り死んでしまう。今でも容子は花世の面影から逃れることができないでいた。由梨子はどことなく陰のある容子に興味を持ち、友達の域を越えて接近するが、容子は彼女を受け入れることができない。かつてのサークル仲間セリから、サークルの集会が開かれていた例のビルが取り壊しになると聞いた容子は、自分の花世への気持ちに決着をつけるため、由梨子と共にビルを訪れる。そこで彼女は作品集の残骸を発見する。花世は容子のページを燃さずに残しておいたのだ。花世の自分への深い愛情を感じた容子。そして彼女は自分の名を呼ぶ花世の声を聞いた。
*
*